ミラン会長が選手に仰天通告! イタリア杯決勝でも醜態さらせば「君たちに給料を払わん」

「私を訴えてみるがいい」

「私を訴えてみるがいい。イタリアにおける民事訴訟がどこまで長引くか知っているか? 8年くらいだねぇ」

 訴訟にも長期戦で応戦すると語っている。たしかに、今季のミランで給料に見合ったプレーを見せた選手はごくわずかだ。ユベントス戦を欠場するイニャツィオ・アバーテ、ルカ・アントネッリの両サイドバックに加え、17歳の新鋭GKジャンルイジ・ドンナルンマ、6得点10アシストのMFジャコモ・ボナベントゥーラ、MFユライ・クツカ、後半失速もリーグ3位の18得点をマークしたFWカルロス・バッカ程度だろう。主力の大半が「給料泥棒」のそしりを受けても仕方がない低調なパフォーマンスだった。

 今季久しぶりに100億円規模の大補強に出た挙句、100億円の赤字を計上した泥沼ミランで、財布の紐を厳重に結んだワンマンオーナーに対し、日本代表FW本田圭佑ら選手は納得のパフォーマンスを披露して、給料を振り込んでもらえるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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