遠藤航、クラブの「非売品5人」に独紙選出 「天文学的なオファーが来た時だけ…」
独紙がシュツットガルトの戦力動向を特集、遠藤は来季も不可欠な戦力と紹介
日本代表MF遠藤航の所属するシュツットガルトは、昇格組として戦った今季を9位で終え、現在は来シーズンに向けて現有戦力の売却などチーム編成の真っ只中にある。そうしたなか、現地メディアはシュツットガルトには戦力維持のために決して他クラブに売却できない選手が5人いると指摘し、そのなかには遠藤も含まれている。
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シュツットガルト在籍2シーズン目となった遠藤は、リーグ戦では累積警告による出場停止処分のために欠場した最終節ビーレフェルト戦(0-2)を除く33試合に先発出場し、3ゴールをマーク。また、試合中の1対1の攻防「デュエル」の勝利数では476回でリーグトップとなり、さらにドイツ誌「キッカー」による週間ベストイレブンにも3度選出されるなど、ブンデスリーガ優勝3回(1983-84、1991-92、2006-07)を誇るドイツの名門シュツットガルトの中心的存在として活躍した。
こうした遠藤のパフォーマンスを評価して、ドイツ紙「ビルト」はシュツットガルトの来季チーム編成に関する記事のなかで、「ヴァルデマール・アントン、ワタル・エンドウ、オレール・マンガラ、ササ・カライジッチ、そしてボルナ・ソサの5人は絶対に引き留められるだろう。シュツットガルトのスポーツディレクターであるスヴェン・ミスリンタートはそのために全力を尽くすはずだ。このクインテット(5人組)は、来シーズンはより多くの責任をチーム内で引き継ぎ、さらに主将のゴンサロ・カストロやマルチン・カミンスキ、グレゴール・コーベルといったリーダー格の選手たちが抜けることでできる穴埋め役も担うことになる。シュツットガルトがこの方針を考え直すとしたら、それは天文学的な金額のオファーが来た時だけだ」として、シュツットガルトが来季も絶対に欠くことのできない選手の1人として遠藤の名前を挙げ、来季はさらに重要な役割を任されることになるとも予想している。
鈴木優磨(シント=トロイデン)や鎌田大地(フランクフルト)など、日本人選手のなかにも現地メディアから今夏の去就を大きく注目されている選手たちはいるが、遠藤の場合はよほどのことがない限りシュツットガルトが移籍を容認することはないというのが、現地メディアの見立てのようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)