森保監督、最終予選に“油断”の排除徹底へ 「フワっと入ると、非常に痛い思いをする」

ロシアW杯最終予選初戦はUAEにホームで敗れる“波乱”を経験

 そのうえで、森保監督は最終予選に対しては「最終予選はこれまで戦ってきた2次予選とは別次元の厳しい戦いになると覚悟して臨まないといけない。これまでやってきて結果が出たからと満足してフワっと入ってしまうと、非常に痛い思いをすると考えておかないといけない」と指摘する。

 思い出されるのは前回、2018年ロシアW杯に向けたアジア最終予選だろう。バヒド・ハリルホジッチ監督が率いたチームは初戦、ホームでUAEに1-2で敗れた。歴史をひも解けば、過去に突破したチームのない初戦ホームでの敗戦はチームの周囲に不穏な空気を生んだ。その後しばらくは記者会見もピリピリしたムードになり、チームも必要以上のプレッシャーを感じた。反面教師とするには十分すぎる経験だろう。

 また、現在の新型コロナウイルスを巡る社会状況のなかでは、ホーム&アウェー方式ではなく集中開催(セントラル方式)で行われる可能性も拭い去れない。森保監督も「決まったレギュレーションの中で勝っていくということで、どんな環境でも準備することにぶれがなく、100%力を発揮できるようにしたい」と、その状況になる可能性を見据えた構えを示した。

 来週には組み合わせも決定するが、欧州でプレーする選手にとってはシーズン開幕直後という時期でもあり、初戦の危険性も重要性も高い。2次予選を終えて休息に入る日本代表活動だが、次の活動の立ち上がりは非常に大切なものになると言えそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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