元韓国代表エースで元Jリーガー 日本を熟知するFCソウル指揮官がACL16強で打倒浦和を宣言 

浦和対策に自信を見せたチェ・ヨンス監督

 元韓国代表のストライカーとして日本を苦しめてきた存在が、監督としてまたも日本勢の前に立ちはだかろうとしている。18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16では、浦和レッズとFCソウルが対戦する。そのFCソウルの元韓国代表FWチェ・ヨンス監督は「プライドを持って勝利できるように全力で戦いたい」と、この日韓対決に意気込んでいる。

 FCソウルは、グループステージでサンフレッチェ広島を撃破して突破してきた。広島と浦和は、どちらもミハイロ・ペトロヴィッチ監督がチームの骨格を作り上げた、いわば“同門”である存在だ。それだけに「相当に似ているフォーメーション、似ている守備をやっているが、浦和は攻撃の意識が高く質も高い。サイドのサポートも良く攻撃的なチームだ。ただし、私たちもしっかりと準備してきた」と、浦和対策に自信を見せている。

 チェ・ヨンス監督は、かつては韓国代表の名ストライカーだった。1998年のフランス・ワールドカップに向けたアジア最終予選では、韓国代表のエースとしてワールドカップ初出場を狙う日本代表の前に立ちはだかった。

 ピッチ内での気性の激しさを現すエピソードとして、1992年にワールドユース(当時)出場権を争いU-19代表同士が戦った際、韓国が勝利した後の試合後に、日本ベンチに向かってボールを蹴り込んだというものがある。後日、謝罪をしたというが、日韓戦に対する気持ちの強さを示している一幕だと言えるだろう。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング