J2熊本が大地震から約1カ月ぶりの公式戦 千葉に0-2で敗れるも諦めない姿勢を示す

次戦は代替開催地の柏で水戸戦

 後半に入ると走力に勝る千葉の攻勢によって、熊本はさらに守勢に回る。同8分には相手FWエウトンに至近距離からヘディングで合わされたが、熊本県出身のGK畑実が間一髪パンチングで防いだ。しかし、その2分後にはMF町田也真人に先制ゴールを許し、0-1とされた。

 1点ビハインドとなった熊本は、同点に追いつこうと攻撃に出る意識を見せた。23分にはカウンターからMF高柳一誠が鋭いミドルシュートを放つなど、懸命のプレーを見せた。得点こそ奪えず0-2で敗戦したものの、最後まで諦めない姿勢を示し、被災地に希望をもたらそうと奮闘した。

 次戦は5月22日、代替の開催地となる日立柏サッカー場で水戸ホーリーホック戦を迎える。苦境は続くが、傷跡の残るホームタウン熊本のために魂の戦いを見せるはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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