J1クラブ「20年度人件費ランク」 1位は63億円の神戸、30億円台で続いた4クラブは?

Jリーグが2020年度のクラブ経営情報を開示(写真はイメージです)【写真:小林 靖】
Jリーグが2020年度のクラブ経営情報を開示(写真はイメージです)【写真:小林 靖】

2020年度のクラブ経営情報を開示 柏、湘南を除くJ1の16クラブの人件費を公開

 Jリーグは28日、2020年度のクラブ経営情報を開示した。今回はJ1~J3の全56クラブのうち、3月決算である3クラブ(柏レイソル、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田)を除く53クラブを先行発表。チーム人件費では、63億9600万円でヴィッセル神戸がトップに立ち、30億円台で4クラブが続いた。

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 20年度のJリーグは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で財政面へのダメージを被り、営業収益(53クラブ合計)は前年比で230億円減の998億円を計上。そのなかで53クラブ合計のチーム人件費は573億円となり、前年からマイナス8億円の微減となっている。

 J1の人件費でトップに立ったのは神戸。昨季は元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)や元スペイン代表FWダビド・ビジャ(現役引退)らが去ったものの、高額年俸と言われる元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを擁したうえ、即戦力助っ人としてドウグラス(←清水エスパルス)らを獲得し、強力な陣容を整えた。

 2位で続いたのは名古屋(35億2500万円)だ。今オフの積極補強も記憶に新しいが、昨季にはMF阿部浩之(←川崎フロンターレ)、MF稲垣祥(←サンフレッチェ広島)といった実力者を加え、マッシモ・フィッカデンティ監督の下、現在2位につけるチームの下地を築いた。以下、3位~5位(浦和、川崎、FC東京)までが30億円台で続いており、最も人件費が低かったのは横浜FCの10億1000万円だった。

 なお上位5クラブのうち、昨季のチーム成績に最も見合った人件費を投じられたのは優勝した川崎で、63億超の人件費を計上した神戸は14位だった。

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