ミラン本田が放つ不変のプロ意識 ブロッキ監督も「模範的」「常に準備万端」と称賛

ローマ戦で4試合連続のスタメンが濃厚

 ACミランのクリスティアン・ブロッキ監督は、14日の今季リーグ最終節ローマ戦で4試合連続の先発出場が濃厚な日本代表FW本田圭佑のプロ意識を「模範的」と評価。ミランでの2年半で指導を受けたクラレンス・セードルフ、フィリッポ・インザーギ、シニシャ・ミハイロビッチ元監督に続き、練習態度は高く評価された。

 本田は4-3-1-2システムのトップ下で先発することになる。前日会見でブロッキ監督は、「圭佑は常に準備できている。模範的なプロ選手。試合の途中からでも先発でも、常に準備万端で応えてくれると信じられる選手の一人」と語った。

 今季1得点3アシストと結果の出ない攻撃的MFだが、ブロッキ監督も過去2年半の間にミランを指揮した元監督たちと同様に、練習態度などを「模範的」と高く評価している。

 もっとも「トップ下一番手」と公言したイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが右太もも打撲で離脱し、チーム練習に復帰した直後という事情も重なっての連続先発起用なだけに、「スーパーサブでも先発でも」と但し書きを添えている。

 アジア市場開拓の旗頭という役割は全うしている本田だが、中国企業への身売り交渉が進められているチーム状況で、来季の居場所は不透明となっている。移籍市場に乗り込む状況になるなら、1得点でも積み上げてアピール材料を少しでも増やしたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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