ビーレフェルトTD、堂安の去就に言及 小規模財政を主張「巨額の移籍金は払えない」
今年6月末でレンタル期間満了 アラビTDの見解は?
ドイツ1部ビーレフェルトの日本代表MF堂安律は、オランダ1部PSVからレンタルとなったシーズンでリーグ戦34試合に出場し、5得点3アシストの結果を残した。今夏の去就が注目されるなかで、クラブのテクニカルディレクターが見解を述べている。ドイツメディア「SPORTBUZZER」が報じた。
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堂安は2020年9月、シーズン終了までのレンタルでPSVから“昇格組”のビーレフェルトへ移籍。主力としてシーズンフル稼働し、今季最終戦となった現地時間22日のシュツットガルト戦(2-0)で後半27分にチーム2点目を決め、チームの1部残留に貢献した。
レンタル期間は6月末で満了となるなか、「SPORTBUZZER」は「シーズンが終わり、ビーレフェルトはすでに来たるブンデスリーガのシーズンに計画を進めている」と触れ、ビーレフェルトのテクニカルディレクターを務めるサミル・アラビ氏が現地時間23日にドイツ放送局「SPORT1」で残したコメントを紹介している。
「レンタル組の中には我々が購入オプションを持っている選手が何人かいる。リツ・ドウアンを含めてね。移籍金500万ユーロ(約6億6000万円)と年俸となると我々の総予算の20~30%に上る。それゆえ、そういう選手たちとサインをかわすのは難しいかもしれない。それは、我々が再び選手のレンタルを画策することを意味する。新たな契約に巨額の移籍金を払うことはできない」
アラビ氏によれば、コロナ禍で収益に損害が出ているなかで、ビーレフェルトは堂安の完全移籍への切り替えに動くのか。今後の動向からも目が離せない。
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