イブラ復帰が絶望的なミランの失敗補強!? 復活の至宝とローマの余剰戦力がトレードへ
ジェコ獲得のプランB発動か!?
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ獲得失敗に備えたプランBを早くも発動させようとしているようだ。イタリア紙「ラ・ナナツィオナーレ」が、かつてミランの至宝と呼ばれたFWステファン・エルシャラウィと、ローマのFWエディン・ジェコの交換トレード話が進行していると報じている。
負傷が多かった数シーズンを経て、エルシャラウィは今季開幕からフランスリーグのモナコに期限付き移籍で放出された。公式戦25試合出場で買い取り義務が発生するオプション付きの移籍だったが、公式戦24試合に出場した12月の時点でモナコが買い取りを拒否。残りの試合で起用しない姿勢を見せ、冬の移籍市場でまさかの“返品”という憂き目にあった。そこで動いたローマがミランから期限付き移籍で獲得。現在は好調ローマのアタッカー陣の一角としてプレーしている。
しかし、またも期限付き移籍のオプションがエルシャラウィの将来を不確かなものにしている。ローマは今季終了後に1300万ユーロ(約17億円)でエルシャラウィを完全移籍で獲得できるオプションを保持しているが、ローマはミランに「もう一声」とばかりに減額を迫っているという。しかし、単年で100億円規模の赤字が見込まれ、中国企業に株式売却の交渉を進めているミランの財政状況は火の車状態。おいそれとバーゲン価格を提示することはできず交渉は暗礁に乗り上げているといわれていた。
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