4クラブが来季招聘に動くミハイロビッチ 解任したミランも”再就職”を切望、その理由は…

4人分の監督給与を支払う迷走ミラン “鬼軍曹”が他クラブ監督になれば5億円の減額に

 来季に向けて、今季途中でミランの監督を解任されたシニシャ・ミハイロビッチ氏が引く手あまたの状態にあるようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、ミハイロビッチ氏に対してトリノが来季監督への就任を打診していると報じている。

 ミハイロビッチ氏を次期指揮官へリストアップしていると報じられたクラブは、これで現役時代の古巣であるラツィオとインテル、監督としても復帰になるサンプドリアに続いて4クラブ目になる。今回報じられたトリノは、5シーズンに渡って指揮を執ってきたジャンピエロ・ベントゥーラ監督が、契約が切れる今季限りで退任する可能性が非常に高く、後任としてミハイロビッチ氏との交渉に入ると報じられた。

 こうした状況を注視しているのが、ミハイロビッチ氏を任期途中で解任したミランだという。2017年6月までの契約で今季から新監督に招聘しただけに、来季終了時点まで給与の支払い義務が残っている。同様にして、今季いっぱいまでクラレンス・セードルフ氏、フィリッポ・インザーギ氏の給与を支払う義務が残るため、現在は今季終了までの契約である現任のクリスティアン・ブロッキ監督と合わせて4人分の給与を支払っているという異常事態にある。

 イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ミハイロビッチ氏が来季にどこかの監督に就任した場合は、ミランが給与支払い義務を負う必要がなくなるとして、その際にミランが予定より払わなくて良くなる金額を、税金を含めて400万ユーロ(約5億2000万円)と試算している。

 

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