久保建英、来季“再レンタル”なし? レアルが資金確保へ「方針転換」と現地紙指摘
今夏ムバッペらの獲得を狙うレアル、“レンタル組”を売却して資金確保か
スペインの名門レアル・マドリードは、首位アトレティコ・マドリードと勝ち点2差の2位で、現地時間22日にリーガ・エスパニョーラ最終節ビジャレアル戦に臨む。連覇を果たせるかが注目を集める一方、スペインメディアではすでに来季に向けた様々な動きが取り沙汰されているが、スペイン紙「マルカ」はヘタフェの日本代表MF久保建英などの“レンタル組”について、補強資金確保のために「売却」へ方針転換をすると報じている。
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今季のレアルは序盤戦に思うように白星を奪えない時期があったものの、2月以降は復調。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は準決勝でチェルシーに敗退も、リーガでは最終節まで優勝の可能性を残している。そうしたなかメディアを賑わせているのが、ジネディーヌ・ジダン監督の今季限りでの退任の噂など、来季に向けた動きだ。
その一つとして「マルカ」紙が報じたのが、今季他クラブに期限付き移籍している選手の処遇だ。同紙によれば、レアルは来季に向けて「チーム構成の方針を大きく軌道修正することを準備」しており、補強資金確保のために昨夏レンタルで出した選手たちを売却する方針に転換。その目的は「(フランス代表FW)キリアン・ムバッペを第一目標とする新戦力獲得の資金に充てる」ことだという。
「クラブ・ブランコ(レアル)のレンタル選手の大半にとって、今回がマドリード選手としての最後の夏になるということになる。ブラヒム、セバージョス、バジェホ、ヨビッチ、クボがクラブ・ブランコから改めてレンタルに出るのは難しい。トップチームに馴染まず、またマドリードのベンチで起こることも踏まえて構想から外れる選手は、退団の道を選ばなければならない。なぜなら、マドリードの優先事項は資金確保なのだから」
同紙はレアルから期限付き移籍中のMFブラヒム・ディアス(ACミラン)、MFダニ・セバージョス(アーセナル)、DFヘスス・バジェホ(グラナダ)、FWルカ・ヨビッチ(フランクフルト)とともに久保の名前も挙げて、来季再レンタルの可能性は低いと分析。レアルの構想から外れれば、今夏の移籍市場で売却されるとの見通しを伝えた。