敵将クロップがスーパーゴールのアザールに脱帽 「もし今日の彼がいれば、今頃チェルシーは…」

4戦4ゴールと復活したチェルシーのエース リバプール戦で鮮烈な先制弾

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、11日に対戦したチェルシーの背番号「10」、MFエデン・アザールに賛辞を送っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 延期となっていたプレミアリーグ第30節のこの一戦で、最も観る者の度肝を抜いたのは、今季不振に喘いでいたチェルシーのアザールが決めた、前半32分の先制ゴールだった。左サイドでボールを受けた背番号10は、味方とのパス交換を織り交ぜながら、相手DFの激しいプレッシングを振り切って前を向く。ゴールに向かってドリブルを仕掛け徐々にスピードを上げると、しなやかなステップで3人を抜き去りボックス内へと侵入。4人目を抜き切る前に右足を鋭く振り抜き、ゴール右隅にグラウンダーのシュートを流し込むというスーパーゴールだった。

 この1点が重くのしかかったホームのリバプールだったが、後半アディショナルタイムにFWクリスティアン・ベンテケのヘディング弾によって、土壇場で辛くも勝ち点1を手繰り寄せた。試合後のクロップ監督は、苦しい展開だったゲームを振り返りながら、痛烈な先制パンチを繰り出してきたアザールの完全復活を讃えていた。

 

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