「責任は重く感じていた」 Jリーグ史上初の女性主審…山下良美レフェリーが試合での重圧を告白

Jリーグ史上初めて女性の山下良美審判員がレフェリーを務めた【写真:©JFA】
Jリーグ史上初めて女性の山下良美審判員がレフェリーを務めた【写真:©JFA】

Jリーグ史上初めて女性審判として主審を担当した山下良美氏がメディア対応に出席

 16日に行われたJ3リーグ第8節のY.S.C.C.横浜対テゲバジャーロ宮崎で、Jリーグ史上初めて女性審判として1級審判員の山下良美氏が主審を担当した。

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 山下氏はこれまで2019年のフランス女子ワールドカップなど多くの国際大会で主審を経験し、今年Jリーグの担当審判員に主審としてリスト入り。そして初めて笛を吹くことになった16日の試合では丁寧にゲームをコントロールし、安定したレフェリングでSNS上でもファンから称賛のコメントが多数届いていた。

 その山下氏が翌17日のメディア対応に出席し、初となるJリーグでの試合を振り返った。冒頭では、「同じ仲間のレフェリーが積み上げてきた信頼もあるので、そういうものを背負って、この試合を担わないといけないという責任は重く感じていた」と大きな重圧を感じていたことを告白。さらに「試合前は緊張していたが、始まってからはそんなことを考える暇もないという気持ちで臨みました」と内心の変化も語ってくれた。

 落ち着いたレフェリングについて、コミュニケーションの部分で気を付けていることを聞かれると「言葉を使って話をするのが苦手という意識があるので、分かりやすくジェスチャー、表情、笛を使ってコミュニケーションを取れるようにと思っています」と、言葉だけではなく様々な手法で工夫をしていることを明かしてくれた。

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