日本人3選手も絡む「ブンデス残留争い」の行方は? 独識者2人が降格チームを予想

日本人選手が所属するクラブの残留争いに注目【写真:Getty Images】
日本人選手が所属するクラブの残留争いに注目【写真:Getty Images】

大迫所属のブレーメン、堂安&奥川所属のビーレフェルトなど5チームが熾烈な争い

 今季のブンデスリーガは残り2節となり、最下位シャルケの降格がすでに決まっているが、最下位同様に自動降格となる17位と2部3位との入れ替え戦に回る16位を巡っては、13位ヘルタ・ベルリン(勝ち点34)、14位アウクスブルク(同33)、15位ブレーメン(同31)、16位ビーレフェルト(同31)、17位ケルン(同29)の5チームが残留争いを繰り広げている。そうしたなか、日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)やMF堂安律、MF奥川雅也(ともにビーレフェルト)も関係している今季の残留争いについて、ドイツ紙「ビルト」の取材に応じたブンデスリーガで監督経験のあるフーブ・ステフェンス氏とペーター・ノイルーラー氏が、熾烈な争いの行方を予想している。

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 2011-12シーズンに元日本代表DF内田篤人が当時所属していたシャルケの監督を務めていたステフェンス氏は、「以前指揮を執ったことがあるのでリスペクトはしているが、ケルンは残念ながら降格すると言わざるを得ない。前節フライブルク戦での負けはかなりの痛手だ。非常に重要な試合だったにもかかわらず、前半は何もできていなかった」とケルンの降格を予想。さらに、「アウクスブルクには大きなリードがあって、これは次節ブレーメンと対戦する時には助けになるはずだ。ブレーメンは最終節で残留を達成すると思う。入れ替え戦に回るのは、ビーレフェルトだろう」と、ビーレフェルトの16位フィニッシュを予想している。

 一方、ノイルーラー氏は、「ケルンがフライブルク戦で残留に向けて決定的な一歩を踏み出すことを望んでいたのだが、今となってはありえないことだった。しかし、それでも彼らは残留すると思う。ただし、そのためには残り2試合で勝ち点4が必要だ。次のヘルタ・ベルリン戦で負ければその可能性はなくなってしまうのだが、私はケルンが引き分けで勝ち点1を取ると予想する。そして最後のシャルケ戦でも勝って勝ち点4だ」としてケルンの残留を予想。一方で「ブレーメンが17位で降格、ビーレフェルトは入れ替え戦に回ることになるだろう」と、降格と入れ替え戦に参入する候補の名前をそれぞれ挙げている。

 すでに優勝争いはバイエルンのリーグ9連覇で決着したブンデスリーガだが、ブレーメンやビーレフェルトが2部降格となった場合には日本人選手の去就にも影響が出るのは必至のため、来季の欧州主要コンペティションへの出場権獲得争いと並び、残留争いも残り2節の大きな注目点となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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