バルサ監督、優勝遠のく痛恨ドローに責任痛感 「疑問を持たれるのも理解できる」
2点のリードを守れずレバンテに3-3、クーマン監督の去就問題も過熱か
リーガ・エスパニョーラ優勝争いの渦中にいるバルセロナは、現地時間11日のリーグ第36節でレバンテと対戦し、3-3で引き分けた。リードを奪いながらも追いつかれる展開で、痛恨の2試合連続ドロー。タイトレースからさらに一歩となり、ロナルド・クーマン監督も自身の立場が危うくなっていることを認めている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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前節、ホームで首位アトレティコ・マドリードとの上位直接対決に臨み、1-1の引き分けに終わっていたバルセロナ。シーズン最終盤に入って調子が今ひとつ上がらないなかで迎えたレバンテ戦は前半25分にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのボレーシュートで先制すると、同34分にはフランス代表FWウスマン・デンベレの折り返しをスペイン代表MFペドリが押し込んでリードを広げるなど優位に試合を進めた。
しかし、後半に入ると今季レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードからそれぞれ勝利を挙げている上位キラー、レバンテが反撃。同12分にMFゴンサロ・メレロ、2分後にFWホセ・ルイス・モラレスが立て続けにネットを揺らして同点。バルサも同19分にデンベレが強烈な右足のシュートを決めて再び勝ち越したが、同38分にレバンテのFWセルヒオ・レオンのゴールが決まり、3-3での決着となった。
バルセロナは勝利が求められた試合で、またしても足踏みとなった。これでリーガ上位陣は首位アトレティコが残り3試合で勝点77、2位バルセロナが残り2試合で同76、3位レアルが残り3試合で同75、4位セビージャが残り3試合で同71となっている。12日に予定されている試合結果次第で、バルサは3位まで転落する。
チームを率いるクーマン監督はレバンテ戦後に「監督は常に疑問を持たれるもの。だが、あの後半の後では疑問を持たれるのも理解できる」とコメント。2点のリードを守りきれずに勝ち点2を失う結果に肩を落とした。スペイン紙「マルカ」は、これを「レバンテ戦の失態で(クーマン監督が)カンプ・ノウでの仕事を失う可能性があることを認めた」と報じた。このまま優勝を逃せば、一気に去就問題が過熱しそうだ。