「ロケット弾」で元リバプールGK“無力化” 伊東純也の“ニアぶち抜き”弾を海外称賛

クラブ・ブルージュ戦でゴールを決めたMF伊東純也【写真:Getty Images】
クラブ・ブルージュ戦でゴールを決めたMF伊東純也【写真:Getty Images】

首位クラブ・ブルージュに3-0快勝、伊東が相手GKミニョレを攻略する貴重な追加点

 ベルギー1部ヘンクの日本代表MF伊東純也は現地時間7日、プレーオフ第2戦の首位クラブ・ブルージュ戦に先発フル出場し、1ゴールを決めて3-0の快勝に貢献した。現地メディアはゴール映像を投稿し、強烈なシュートで元リバプールGKを無力化したと注目している。

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 ヘンクで3シーズン目を迎えた伊東は、ベルギー移籍後最高のシーズンを過ごしている。不動のレギュラーとして、レギュラーシーズンで32試合10得点の成績を残すと、4月25日に行われたスタンダール・リエージュとのベルギーカップ決勝(2-1)でも先制点を奪う活躍を見せ、チームの8年ぶり5度目となる優勝に大きく貢献した。

 そしてリーグ4位で終えたヘンクは、上位4チームによる優勝と来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権をかけたプレーオフに進出。4月30日に行われたアントワープ戦では伊東の2アシストの活躍もあり3-2と勝利し、第2戦でレギュラーシーズン首位のクラブ・ブルージュとの大一番に臨んだ。

 先発出場した伊東は、この試合でも輝きを放つ。1-0とリードして迎えた後半29分、敵陣右サイドのタッチライン際でMFクリスティアン・トルストベットが相手と競り合いながらマイボールにして後方から上がってきた伊東へパス。絶好のボールを受けた伊東は、相手最終ラインを鋭く突破してペナルティーエリア内に深く侵入した。相手ゴールに対して角度があまりない位置だったが、絶好調の日本人アタッカーは右足を一閃。強烈なシュートが、かつてプレミアリーグの名門リバプールで守護神を務めた元ベルギー代表GKシモン・ミニョレのいるニアサイドを破り、豪快にネットを揺らした。

 この得点シーンの動画を、スポーツチャンネル「イレブンスポーツ」ベルギー版公式インスタグラムが「ジュンヤ・イトウのロケット弾はシモン・ミニョレにチャンスを与えなかった!」と綴り、相手GKを無力化する弾丸シュートだったと称えた。

 この勝利で首位クラブ・ブルージュとの勝ち点差を「5」に縮めたヘンクは、12日にアンデルレヒトと次戦を戦う。大逆転での優勝に向けて、伊東の存在感もさらに高まっているようだ。

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