南野は「改善されている」 守備面での貢献を現地メディア指摘、及第点の「7点」採点

退場者を出すも奮闘したMF南野拓実【写真:AP】
退場者を出すも奮闘したMF南野拓実【写真:AP】

レスター戦で4試合ぶり先発、数的不利に陥ったチームで守備に奔走

 サウサンプトンの日本代表FW南野拓実は現地時間4月30日に行われたプレミアリーグ第34節レスター・シティ戦(1-1)でリーグ戦4試合ぶりの先発出場を果たし、後半31分までプレー。前半に退場者を出して数的不利になったなかで守備に奔走した。現地メディアでも「ハードワークしていた」とディフェンス面での貢献を評価されている。

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 試合は前半10分にサウサンプトンのDFヤニク・ヴェスターゴーアが元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディへのタックルで一発退場処分となって大きく動いた。その後はレスターがポゼッションを握ったが、先制したのはサウサンプトン。後半16分にイングランド代表MFジェームズ・ウォード=プラウズがPKを確実に沈めた。

 しかし、レスターは同23分に現在絶好調のナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョのクロスから北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスがヘディングで押し込んで同点とした。それ以降スコアは動かず、1-1のドローとなった。

 南野は3月14日のブライトン戦(1-2)以来となるスタメン出場で、4-4-2システムの右サイドでスタート。退場者が出た影響で序盤から守備に回る展開となり、南野もシュート0に終わるなどチャンスに絡むシーンはほとんどなかった。後半31分にMFイブラヒマ・ディアロとの交代でピッチを去るまで守備に奔走した。

 現地メディアの採点でも、南野は守備で貢献したという見方だ。「Hampshire Live」の選手採点で南野は及第点の7点。「攻撃面ではほとんどボールに触れなかったが、サウサンプトンで改善されている守備面は非常によく、ハードワークしていた」と講評された。後半5分には今季リーグ戦では初の警告を受ける場面もあったが、守備面での成長を指摘されている。

 チーム全体では、センターバックとして途中投入されて安定感のあるパフォーマンスを見せていたガーナ代表DFモハメド・サリスが出場全選手中単独トップの9点。先制ゴールのウォード=プラウズや好セーブを連発したGKアレックス・マッカーシーら6人が8点で続く。南野を含む4人が7点。退場したヴェスターゴーアがワースト評価の4点だった。

 3位レスターを相手に1ポイントを手にしたサウサンプトンはこれで勝点37となり、14位に浮上した。次節は南野の保有元であるリバプールと敵地で対戦する。

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