リーガ優勝争いから脱落も選手を称えたアトレチコの”闘将” 「我々の功績はとても誇らしい」

スタンド観戦のシメオネ監督、視線はCL決勝へ

「試合の入り方は最高だったが、一貫性がなかった。レバンテもいい試合をして、より安定性があった。決定力も見せていた。グリーズマンとサビッチのチャンス以外にパスを繋がせてくれなかった。レバンテは素晴らしかった。彼らはすでに降格が決まっているが、最後まで戦った。これがフットボールの素晴らしさだ。チャンピオンズリーグ準決勝進出チームでも負けるんだ」

 敗北にも言い訳や恨み言はなし。アルゼンチンの名将は潔かった。

「我々の功績にはとても誇らしく思っている。パワーを回復できる、これ以上ないチャンスを手にすることができた。今は2位でシーズンを終えなければいけない。それが叶わなければ3位だね」

 最終節までCL決勝を戦う2位レアルと首位バルサのデッドヒートが続く一方、アトレチコは最終節で主力を温存させることが可能になった。闘将はリーガ優勝争いからの脱落のショックを見せずに、クラブ史上初のCL制覇へと切り替えていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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