リーガ優勝争いから脱落も選手を称えたアトレチコの”闘将” 「我々の功績はとても誇らしい」

レバンテに敵地で1-2と敗れ、三つ巴の優勝争いから脱落

 今季リーガ制覇に三つ巴のデッドヒートを展開していたアトレチコ・マドリードが、8日の敵地レバンテ戦で1-2とよもやの逆転負けを喫し、3位に転落。最終節で首位バルセロナと勝ち点88で並ぶ可能性はあるが、今季の直接対決の成績が2敗のため、優勝争いからの脱落が決まった。

 4月23日のマラガ戦で相手のチャンスの際に、ボールボーイがボールをピッチに投げ込んだ容疑で、3試合のベンチ入り禁止処分を受けているディエゴ・シメオネ監督は、スタンドから終戦を見守った。来季2部降格の決まっている伏兵に喫したよもやの黒星。決勝進出を決めているUEFAチャンピオンズリーグ(CL)との二冠獲得の夢が絶たれてしまった闘将だが、さばさばした様子だった。

 CL準決勝でのバイエルンとの敵地での死闘を制した直後に迎えた一戦だが、シメオネ監督は地元紙「AS」でこう語っている。

「言い訳はない。ファンタスティックなシーズンの最後に差し掛かっている。バルセロナ、レアル・マドリードとの激闘もあと1試合となった。他のシーズンなら喜ばしいかもしれない。10試合残して脱落ということもあった。だが、明らかに少し足りなかった。最終日を脱落して迎えるのは痛恨だ。だが、今季最後の瞬間まで戦うことは分かっているから幸せに満ち溢れている」

 勝ち点でバルセロナと並び、1差でレアル・マドリードが猛追するスリル満点のタイトル争いは、最終節までもつれ込むはずだった。前半2分、最終ラインを抜け出したFWフェルナンド・トーレスが華麗なチップキックで先制点を決めた。バレンシアまで遥々やって来たサポーターの元に英雄が駆け寄ると、狂喜乱舞。敵地で一気に優勝への機運が高まった。鉄壁のアトレチコ守備陣を考えれば、勝利は決まったかに見えたが、悪夢のシナリオが待っていた。前半のうちに同点とされると、2点目を奪いに前がかりになっていた終盤にカウンターから痛恨の逆転弾を許したが、シメオネ監督は選手を責めるつもりはないという。

 

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