1978年生まれ「世界ベスト11」 “歴代最強クラス”のCB選手層、2トップも破壊力抜群

【画像:Football ZONE web】
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中盤もワールドクラスの4人、前線にはドイツとコートジボワールの英雄が並ぶ

 選手層こそCBに及ばないものの、ファーストチームのMF、FWは、全員がワールドクラスの選手たちで構成されている。ダイヤモンド型にした中盤の底では、元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾがにらみをきかせ、その左右には攻撃面でも守備面でも力を発揮できる元セルビア代表MFデヤン・スタンコビッチ、元イングランド代表MFフランク・ランパードが構える。

 そして、トップ下にはボカ・ジュニアーズやビジャレアルで、その輝かしい才能を見せつけた元アルゼンチン代表MFフアン・ロマン・リケルメを置く。背後にハードワークのできるランパード、スタンコビッチ、ガットゥーゾがいれば、リケルメはその持てる技術や閃きを存分に出せるはずだ。

 そのリケルメからのパスを受けることになるのが、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバと、元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼという超豪華な2トップ。コートジボワール史上最高のストライカーであるドログバは、圧倒的なフィジカルを武器にマルセイユやチェルシーでゴールを量産した。クローゼはW杯に4度出場し、歴代最多となる16得点を記録している。元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロや元アイスランド代表FWエイドゥル・グジョンセン、元オーストラリア代表FWハリー・キューウェルといった各国の象徴とも言えるスター選手もいるが、ドログバとクローゼの実績は、他をリードするものだろう。

 彼らが生まれた1978年のバロンドール受賞者は、当時ドイツのハンブルガーSVに所属していた元イングランド代表FWケビン・キーガンだ。76-77シーズンにリバプールを初のUEFAチャンピオンズカップ優勝に導いたキーガンは、身長172センチと小柄ながらスピードを武器にドイツでも活躍。78-79シーズンにはハンブルガーSVをリーグ優勝に導き、自身も78年、79年と2年連続でバロンドールを受賞している。また、この年にはアルゼンチンでW杯が開催され、アルゼンチンが初めて優勝を果たした。

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