「こんなに不明瞭なミランは見るに耐えない」 黄金期のOBである敵将が名門の惨状に苦言
新監督候補も現体制での就任は「NO」?
中位以下に沈むボローニャの戦力で、さらに10人で互角に渡り合うことができたミランを「見るに耐えない」と、OBの立場から一刀両断している。そして、自身がプレーしていた時期に比べれば、クラブ全体の方針が不明瞭で迷走しており、その代償をピッチで支払っていると指摘している。
来季に向けてミランの新監督候補の一人ともされるドナドーニ監督だが、「ミランの監督をするならサッキ時代のチーム」と、暗に迷走を繰り広げるミラン首脳陣が支配する現体制下での監督就任には「NO」を突きつける発言を残している。
すでにセリエA残留を決めて気楽な立場にあったボローニャと、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を得られる6位争いの渦中にあるミラン。さらに約80分間を11対10の数的優位で戦いながら辛勝という凋落の名門に対し、OBである敵将の視線は厳しく注がれていたようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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