大分の片野坂監督、浦和戦逆転負けに無念 「敵陣に押し込んだなかでやらないと…」

大分トリニータの片野坂知宏監督【写真:Getty Images】
大分トリニータの片野坂知宏監督【写真:Getty Images】

2得点を挙げたことは評価しつつも、後半にボールを持てなくなったことを反省

 大分トリニータは25日、ホームでのJ1リーグ第11節浦和レッズ戦で前半を2-1で折り返したものの、最終的に2-3で逆転負けを喫した。片野坂知宏監督は2得点を前向きに捉えつつも、「敵陣に押し込んだなかでやらないと、押し込まれて逆転されてしまう」と肩を落とした。

 大分はリーグ戦開幕3試合を1勝2分でスタートしたものの、そこから6連敗。3月21日の第6節サンフレッチェ広島戦を1-3で敗れた以外は、すべてが無得点での敗戦にもなっていた。この浦和戦でも、前半3分に先制点を許す展開になった。

 しかし、この日の大分は浦和ボールを奪ったところからの速い攻撃が機能した。自陣には5バックのブロックを組み、そこをベースに中盤から前の選手が浦和のビルドアップに襲い掛かり、前半24分と同41分にはMF町田也真人が2ゴール。逆転に成功して後半に入った。

 その後半も飲水タイムを越えてリードを維持。しかし、後半30分にセットプレーの二次攻撃で失点すると、同37分には昨季まで所属したMF田中達也に移籍後初ゴールとなる決勝点を奪われてしまった。

 片野坂監督は「なかなかゴールを取れていないなかで、2点を取れたのは評価できると思う。浦和戦に向けて準備してきたことにもトライしてくれた」とした一方で、後半の戦い方については連敗中のチームが陥りがちな、勝ちたい気持ちが出足を鈍らせる部分があったと話している。

「自分たちもボールを持てない状況になった。疲労もあるし、浦和の圧力もあったと思う。勝てていない分、守りに入ったところもあったと思う。後半も自分たちがボールをつないで敵陣に押し込んだなかでやらないと、押し込まれて逆転されてしまう。もう一度パワーを出せるように考えて選手交代もしたけれども、結果的にこうなったので悔やまれる」

 J2まで落ちた2016年から片野坂監督が率いる大分は、着実に力をつけてJ1に定着して3シーズン目。しかし、今季は苦しい状況から抜け出せないでいる。指揮官は「なかなか勝ち点1も取れない状況、戦い方も含めて合わせていかないといけない」と、苦しい胸の内を明かした。試合内容としては光が見えた浦和戦だっただけに、勝ち点につなげていきたいところだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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