レアル、コロナ禍で392億円の予算削減へ 2年連続で優勝ボーナスなしの見通し
クラブは改修工事中のサンティアゴ・ベルナベウに戻ることで状況改善に期待
今季二冠達成の可能性を残すレアル・マドリードだが、昨季から続く財政難の影響により、2年連続で優勝ボーナスはなしとなる見通しだという。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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レアルは新型コロナウイルスの世界的流行で中断期間もあった昨季、終盤戦に怒涛の快進撃を見せて3季ぶりにリーガ・エスパニョーラのタイトルを獲得した。
しかし、シーズンの中断や再開後も無観客試合で行われたことで、クラブの収入は激減。深刻な財政難に見舞われた。その結果、選手は給与10%カットに加え、優勝によるボーナスの支給もされなかった。
コロナ禍の影響で、クラブは3億ユーロ(約392億円)の予算削減を余儀なくされているという。UEFAチャンピオンズリーグの準決勝進出により1億ユーロ(約131億円)が、決勝進出の場合は1億1500万ユーロ(約150億円)の収入が見込まれているとはいえ、それですべてが解決するわけではない。リーグ戦でも現在2位につけており、今季は二冠達成の可能性が残っているが、タイトルを獲得しても選手へ優勝ボーナスは2年連続で支給されない見通しだ。
「マルカ」紙はこの現状について、「現時点で理事会の優先事項はクラブの劣悪な財政状況を覆すこと」とレポート。来季、現在改修工事中の本拠地サンティアゴ・ベルナベウに再び戻ることで状況が改善されることをクラブは期待しているという。
ジネディーヌ・ジダン監督の下で確かな結果を残してきたレアルだが、コロナによる財政打撃のあとがいまだに色濃く残っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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