トッテナムの次期指揮官は決定済? 元監督が2人の候補を推察「私はやり方を知ってる」
レスターのロジャーズ監督とベルギーのマルティネス監督の新指揮官就任を予想
トッテナムは4月19日にジョゼ・モウリーニョ監督を解任した。その後、今季はクラブOBでコーチを務めていた29歳のライアン・メイソン氏が暫定監督を務めることが発表されている。次期指揮官に関して様々な憶測が流れるなか、かつてトッテナムを率いたハリー・レドナップ氏は、すでに新監督は決まっていると見解を明かしている。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
モウリーニョ監督を解任したトッテナムは、21日に行われたプレミアリーグ第29節サウサンプトン戦で2-1と勝利。25日に予定されているマンチェスター・シティとのカラバオカップ決勝に向けて、弾みのつく白星を飾り、タイトル獲得が期待されている。
暫定監督の下、新たなスタートを切ったが、来季以降の監督人事については様々な噂がある。イギリスのブックメーカーでは、ユベントス前監督であるマウリツィオ・サッリ氏が筆頭候補に挙げられているが、2008~12年までトッテナムの指揮を執ったレドナップ氏は「サッリ監督なら、私のほうが就任する可能性が高いと思う」と言い、別の可能性を指摘した。
「私の予想では、ブレンダン・ロジャーズか、ロベルト・マルティネスだ。トッテナムは、すでに監督を決めているはずだ。私は彼らのやり方を知っている。私が最後にクラブに行った時点で、彼らはすでに2人、3人と話をしていた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督が、午後9時にクラブへ行ったが、次の朝8時にはモウリーニョが練習場にいたんだ。彼が来て『よし、条件を提示してくれ。サインをすればいいだろう?』となると思うかい? 交渉相手は、ジョゼ・モウリーニョ監督だぞ。彼らの交渉は数週間前から行われていたはずで、そうして、その朝を迎えたんだ」
そして、「トッテナムはすでに新しい監督を決めているはずだが、彼をすぐに迎えることができない。それはその人物がクラブを率いているか、代表チームを率いているからだ」と、2人の候補者に対する根拠を説明した。
現在、レスターを率いて3位という好成績を残しているロジャーズ監督、そしてベルギー代表を率いているマルティネス監督の2人を候補と予想したレドナップ氏。果たして、その予想は当たることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)