怒りの告発か、CL敗退の責任押し付けか… 来季マンCに去るペップ監督が突如暴露「バイエルンにはスパイがいる!」

「私にとって問題ではない。バイエルンの問題だ」

 今季限りでバイエルン・ミュンヘンの監督の座を退任するペップ・グアルディオラ監督が、クラブスタッフの中に極秘情報を外部に漏らす「スパイ」が潜んでいると怒りの告発に出ている。衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ペップはバイエルンで指揮を執った3年間、クラブスタッフとの対立が何度も明るみに出ていた。3日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アトレチコ・マドリード戦で敗退後にもメディカルスタッフと口論になったと独地元メディアでレポートされていた。昨年4月にもCLポルト戦で1-3と敗れたことを責任を医療スタッフに押しつけ、その後に長年チームドクターを務めたハンス=ヴィルヘルム・ミュラー・ヴォールファールト氏や36年間理学療法士を務めてきたフレディ・ビンダー氏の退任を招いていた。

 ペップはこうしたクラブハウスでの内紛騒動が何度もメディアを通じて公になっていることを問題視した。

「通常ドレッシングルームで起きたことはドレッシングルーム内にとどまるものだ。誰かが私に攻撃するためにリークしているんだ」

 来季のマンチェスター・シティ新監督就任が決まっているグアルディオラ監督はこう言い放った。圧倒的な戦力を誇るバイエルンで在任中のリーグ3連覇に王手をかけているが、史上命題と呼ばれていた欧州チャンピオンズリーグのタイトルには在任中に手が届かなかった。前任者のユップ・ハインケス氏が退任するラストシーズンにCL優勝を果たしていた経緯もあったために、CL敗退でメディアからの批判も浴びていた。自らの3年間について「失敗」と認めざるを得なかったが、バイエルンからの去り際に、突如クラブの問題を表沙汰にするに至った。

 

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