リバプールをEL決勝に導いたクロップ 情熱家に秘められた「勝率100%」の突破力

ビジャレアルを破ってEL決勝進出

 リバプールは5日、UEFAヨーロッパ・リーグ準決勝第2試合の本拠地・ビジャレアル戦を3-0で勝利し、合計スコア3-1で決勝進出を果たした。

 第1試合を0-1と敗戦。アウェーでは、ビジャレアルの強固な守備網を打開できなかったが、本拠地アンフィールドでは圧倒的な強さを発揮した。前半7分にオウンゴールで先手を取ると、後半18分、FWロバルト・フィルミーノのスルーパスをボックス内で受けたFWダニエル・スターリッジが、冷静に左足で流し込み追加点。同26分には相手MFが2枚目のイエローカードで退場となり、数的有利な状況に。そして同36分、スターリッジのシュートをMFアダム・ララーナが右足のアウトサイドでコースを変えてネットを揺らし、とどめの3点目を決めた。

 クロップ監督は試合後、「私はネイティブではないので、今日のパフォーマンスを正確に表現する言葉が出せないのは問題だね」と、チームの素晴らしい戦いぶりに盛大な満足感を示した。

 キャピタル・ワン杯に続くカップ戦のファイナル進出という偉業を達成したわけだが、実はクロップは準決勝という舞台で無類の強さを発揮する指揮官であるようだ。

 

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