イタリア版「GQ」誌が注目の代理人のコメントを掲載

　今季限りでパリ・サンジェルマンからの移籍が濃厚に成っているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、3年連続で欧州のカップ戦の出場権を失いかけているACミランに数億円規模の年俸削減を受け入れる“お慈悲”を示し、復帰する可能性が浮上した。イタリア版「GQ誌」が報じている。

　イブラヒモビッチの代理人を務めるミノ・ライオラ氏は「イブラはイタリアに戻るのか？ その可能性もある。手を挙げているチームとはすでに交渉を進めている。ミランに復帰？ そうだ。イブラはミラン復帰のために数百万ユーロの年俸を下げてもいいという信じられない姿勢を示している」と語った。

　ミランはイブラヒモビッチ在籍時の2011年シーズンに最後のスクデットを獲得。累積赤字からイブラとブラジル代表DFチアゴ・シウバをPSGに放出した。それが、とんでもない凋落の引き金となった。

　シルビオ・ベルルスコーニ会長は、2014年1月に現在ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任後、クラレンス・セードルフ、フィリッポ・インザーギ、シニシャ・ミハイロビッチと指揮官を次々に更迭。子飼いのクリスティアン・ブロッキ監督を独断専行で就任させたが、セリエB降格チームに完敗するなど、悲惨なチーム状況となっている。