リーグ5連覇のユベントスが指揮官と契約延長 “凋落ミラン”を尻目に絶対王者に死角なし

就任2年で連覇達成のアッレグリ監督 年俸6億5000万円、2018年6月までの契約で合意

 イタリアの絶対王者は、来季も盤石の体制で臨むことになりそうだ。リーグ5連覇を達成したユベントスは、マッシミリアーノ・アッレグリ監督と2018年6月までの契約延長で合意し、すでにサインも交わしたという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などの同国メディアが一斉に報じている。

 アッレグリ監督は2014年1月にACミランの監督を解任されたが、同年7月にリーグ3連覇を果たして辞任した現イタリア代表監督のアントニオ・コンテの後任としてユベントスの指揮官に就任。すでに黄金期を迎えていた前任者のチームに徐々に自分の色を加えてリーグ4連覇を果たすと、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では決勝進出を果たした。

 2シーズン目となった今季は、アンドレア・ピルロ、カルロス・テベス、アルトゥーロ・ビダルがチームを去り、熱望していたトップ下タイプの選手獲得に失敗するなかで苦しい立ち上がりになり、リーグ開幕10試合の時点で3勝3分4敗と黒星が先行。去就問題にも発展したが、そこからクラブ新記録の15連勝を含む25戦無敗の快進撃を見せ、3試合を残してリーグ5連覇を成し遂げた。

 アッレグリ監督の契約は、年俸500万ユーロ(約6億5000万円)と報じられている。来季に向けてはパリ・サンジェルマンのFWエディンソン・カバーニと、バレンシアのMFアンドレ・ゴメスの獲得を狙っているとされている。自身の更迭劇以来、次々と監督の首をすげ替えて凋落していった”前職”のミランを尻目に、3シーズン目に突入するアッレグリ政権は、さらなる陣容強化で黄金時代を継続していきそうな気配だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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