“左足の魔術師”リバウドが推すバロンドール本命は? 「キャリアのピークにある」
マンC司令塔デ・ブライネを指名「彼は最高になるクオリティーがある」
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設したバロンドールは、その年の世界最高の選手に贈られる賞として広く知られている。その賞をかつて受賞した経験のある元ブラジル代表の“左足の魔術師”リバウド氏は、自身が考える2021年の受賞者を英ブックメーカー「Betfair」のコラムで紹介した。
2020年は開催される予定だった多くの国際大会が延期となり、通常の形で試合が行われなかったことから、バロンドールの表彰は行われなかった。今年実施されれば、2年ぶりのバロンドール受賞者が決まることになり、多くの注目が集まっている。
昨年の最有力候補に挙げられていたバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペらが有力候補に挙がっているが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でマンチェスター・シティがドルトムントに2-1で勝利した試合を見たというリバウド氏は、別の選手の名前を挙げている。
「ケビン・デ・ブライネは、シティをドルトムント戦の勝利に導き、自身が世界最高の選手の1人であることを示した。ベルギー人は自身の契約延長を祝うゴールを決め、第2戦に向けて優位となる2-1の勝利を演出している。彼は29歳でキャリアのピークにあり、ほかの世界最高の選手たちとタイトルを争っている。彼は最高になるクオリティーがあるし、プレミアリーグを制す可能性が高く、UEFAチャンピオンズリーグでも優勝候補の筆頭に挙げられているクラブにいる。彼はすべてを勝ち取れるチャンスがある」
デ・ブライネの受賞を推すリバウド氏は、自身が受賞した1999年のことを振り返りつつ、「私がバロンドールを受賞した時は27歳だった。リオネル・メッシは、それ以上の年齢になってからも受賞している。だから、デ・ブライネも今後の数シーズンは受賞の最有力候補になるかもしれないね」と、今後数シーズンでのさらなる活躍を予見した。
直近のプレミアリーグ第31節では、1人少ないリーズ・ユナイテッドに1-2で敗れる不覚を取ったシティだが、2位のマンチェスター・ユナイテッドとは消化試合数が1試合多いなかで勝ち点差「11」をつけている。今季はリーグ戦以外にも、カラバオカップ、FAカップ、CLと4冠の可能性を残しているシティだが、デ・ブライネはタイトル獲得に貢献し、最高の個人賞を手にすることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)