ドルトムントがバルサも狙った「オーバメヤンの後継者」を25億円で獲得

争奪戦の末にレンヌの18歳FWデンベレを今夏獲得へ

 ドルトムントがレンヌのU-19フランス代表FWウスマン・デンベレを、2000万ユーロ(約25億円)で獲得することが明らかになった。フランス地元紙「レキップ」が報じている。

 18歳のアタッカーは昨年11月にトップチームでデビュー後、今季フランス1部で25試合出場12得点と活躍。バルセロナ、アーセナル、トットナム、アトレチコ・マドリードも獲得に乗り出すほどの欧州屈指の注目株だった。

 同紙はこの日までにクラブ間合意に達し、移籍金25億円でデンベレがジグナル・イドゥナ・パルクにやってくると報じている。

 ドルトムントは今夏、主力の大量流出の危機を迎えている。主将のドイツ代表DFマッツ・フンメルスはバイエルン・ミュンヘン移籍を熱望し、クラブ側もこれを公表。ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンはマンチェスター・シティ移籍で合意とレポートされている。アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンも来季いっぱいで契約満了となり、アーセナルなどへの移籍の可能性が浮上している。

 今季2位と好調のドルトムントはメガクラブの草刈り場となる危機に瀕しているものの、バルサなどとの争奪戦を制してフランスの若き至宝を獲得し、反撃の補強に打って出た格好だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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