米MLSでの秒殺退場劇が話題に “世界最高の左SB”を襲った「32秒間の悲劇」
元英代表のA・コールが32秒間で警告2枚を受けて退場
かつて「世界最高の左サイドバック」と呼ばれた猛者が、米メジャーリーグサッカー(MLS)で秒殺の退場劇を演じ、波紋を広げている。
かつてアーセナル、チェルシーで活躍した元イングランド代表DFアシュリー・コールは、現在MLSのLAギャラクシーで元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードとともにプレーしている。全盛期には高速のオーバーラップで対戦相手に脅威を与えた左SBは、1日(日本時間2日)のリーグ戦スポルティング・カンザスシティ戦に出場。後半23分に遅延行為でイエローカードを受けたが、すぐさまアメリカ代表MFベニー・フェイルハーバーへのタックルで2枚目の警告を受けた。
1枚目と2枚目の警告の間はわずか32秒。同僚は抗議したが、秒速の退場処分を言い渡されてしまったという。
試合は数的不利に陥ったLAギャラクシーが、元バルセロナのメキシコ代表FWジオバニ・ドス・サントスの同点弾で1-1のドローとした。ブルース・アリーナ監督は「こういう日もある。必死に戦い、勝ち点1をもぎ取ったことは重要だ。我々は嬉しいよ」と語った。コールの退場劇で数的不利に陥りながら、勝ち点1をつかんだ安堵感を示していた。
かつてのプレミアの英雄の退場劇に、英衛星放送「スカイ・スポーツ」も「アシュリー・コールがLAギャラクシーで32秒間に2度警告」と特集。大きな話題となっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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