レスター優勝の陰で生まれた珍記録 43歳の守護神が打ち立てたカントナ氏に次ぐ快挙

史上2人目となる異なるクラブでの連覇

 レスター・シティは、132年の歴史で初のプレミアリーグ優勝を果たした。その陰で、あるベテランGKが珍記録を打ち立てている。それが、今季チェルシーからレスターに移籍してきた元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァーだ。

 43歳のベテラン守護神は、異なるチームでプレミアリーグ連覇を果たした。オーストラリア地元紙「ヘラルド・サン」によると、1991年にリーズ・ユナイテッドでリーグを制覇した翌年、マンチェスター・ユナイテッドに移籍し、プレミアリーグを制覇した元フランス代表MFエリック・カントナ氏以来、史上2人 目の快挙だという。

 そして、シュウォーツァーの記録はことさらユニークだという。控えGKという立場ゆえに、チェルシーでもレスターでも公式戦の出番なし。昨季はベルギー代表GKティボ・クルトワ、チェコ代表GKペトル・ツェフに続く、第3GKという立ち位置だった。今季はデンマーク代表GKキャスパー・シュマイケルの控えとして、準備を整えてきた。

 日本代表と数々の死闘を繰り広げてきたシュウォーツァーは、2013年11月に代表から引退。これまでクラブのタイトルに恵まれなかった身長195センチの巨人だが、キャリアの終盤に2年連続でプレミアのタイトルを手にすることになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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