「信じられないゴールラッシュを引き起こした」 南野の一撃にリバプール地元紙注目
日本はモンゴルに14-0の歴史的大勝、南野は技ありの先制弾で口火を切る
日本代表は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でモンゴル代表と対戦し、14-0と歴史的な大勝を収めた。MF南野拓実(サウサンプトン)は前半13分に先制点を奪ったが、保有元であるリバプールの地元紙は「タクミは信じられないゴールラッシュを引き起こした」と取り上げている。
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新型コロナウイルスの影響により中断していたW杯予選は、本来はアウェーの試合ながらモンゴル側の社会情勢を考慮して異例となる日本開催、無観客試合という形で再開された。国際親善試合の韓国戦(3-0)から中4日となる試合で、森保一監督は両サイドバック(SB)の2人を変更。背番号「10」を背負う南野は韓国戦と同様、4-2-3-1の左サイドハーフに配置され、前半13分にゴールラッシュの口火を切る一撃を決める。
左サイドからのクロスが流れたところに逆サイドのDF松原健(横浜F・マリノス)が追いつき、中央へ折り返す。ゴール前で構えていた南野はボールを受けると、相手守備陣の位置を確認して冷静にコースを突く左足でのコントロールショットを、ゴール左隅に流し込んだ。
これで南野はW杯予選5試合連続ゴールとなり、MF本田圭佑以来となる史上2人目の快挙を達成。さらに前半23分、DF吉田麻也(サンプドリア)からの縦パスに対し、南野がボールを受ける素振りを見せてスルーし、フリーで受けたFW大迫勇也(ブレーメン)の追加点を演出した。
勢いに乗った日本は、怒涛のゴールラッシュを披露し、最終的にはW杯予選歴代最多となる14ゴールを記録する圧勝劇となった。英地元紙「リバプール・エコー」は「日本はモンゴルを14発で粉砕し、リバプールのタクミもネットを揺らした」と見出しを打ち、開始2ゴールに絡んだことで「タクミは信じられないゴールラッシュを引き起こした」と言及している。
また、「日本はモンゴルを驚異的なスコアで打ち破っており、2022年のW杯に出場するのに最適なチームであるように見える」と、アジアの代表として日本はW杯出場チームにふさわしいと太鼓判を押していた。南野は期限付き移籍中のサウサンプトンで地位を築いている最中にあるが、代表で見せた活躍をクラブにも持ち込みたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)