レスターが奇跡のプレミア初優勝! 2位トットナムがチェルシー戦ドローで「おとぎ話」が完結

 

チーム最高額11億円移籍の岡崎が日本人3人目のプレミアV 主力で快挙に貢献

 日本代表FW岡崎慎司所属のレスター・シティが2日(日本時間3日)、クラブ創設1884年の歴史で初となるプレミアリーグ初優勝を成し遂げた。

 レスターは1日に敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。1-1の引き分けに終わり、勝ち点を77に伸ばしていた。そして、2日の試合で2位トットナムが敵地チェルシー戦で2−2と引き分けたため、残り2試合の時点で勝ち点差が7となり、奇跡の優勝が決まった。

 昨夏にチーム最高額の移籍金700万ポンド(11億円)で独1部マインツから加入した岡崎は加入1年目でクラブ、いや、リーグの歴史に名を刻んだ。日本人のプレミアリーグ制覇は2001ー02シーズンにアーセナルでプレーしていた元日本代表MF稲本潤一(現J2札幌)、12-13シーズンにマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたMF香川真司(現ドルトムント)以来、3人目となった。

 岡崎はデビューから2試合目のウェスト・ハム戦(2015年8月15日)で初ゴールを決め、レギュラーとして順調なスタートを切った。そこから10試合不発が続き、一時ベンチスタートの試合も増えたが、前半戦を終えても上位をキープしたレスターの最前線で新たなスタイルを確立。前線からのハイプレッシャーや巧みなおとりとしての動き出しなど、労を惜しまず好守に粉骨砕身の働きを見せたことで、英国内で高い評価を受けている。

 3月14日に行われた第30節のニューカッスル戦では、本拠地キングパワー・スタジアムで鮮烈なオーバヘッドシュートを決めて大きな話題を呼んだ。34試合5得点という数字は決して特筆に値するものではないが、記録に残らない貢献度の高さからクラウディオ・ラニエリ監督からの信頼をガッチリと掴んだ。16試合連続で先発出場を続けるなど、レスター旋風の不可欠な存在となった。

 

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