セットプレーから高精度のキックで板倉の2ゴールをお膳立て

　U-24日本代表は29日、国際親善試合・U-24アルゼンチン代表戦で3-0と快勝を収めた。MF久保建英（ヘタフェ）はDF板倉滉（フローニンゲン）とのホットラインで2アシストをマーク。韓国メディアは、A代表常連でもある19歳のレフティーについて、「U-24の舞台は狭い」と報じている。

　日本は26日にも東京スタジアムでアルゼンチンと対戦したが、0-1で敗戦。中2日で北九州スタジアムでの再戦となり、久保と板倉を除く9人のスタメンが入れ替えた。試合は激しい攻防となるなか、前半45分にロングフィードに抜け出したFW林大地（サガン鳥栖）が相手GKとの1対1を決めて先制点を奪った。

　後半に入ると、久保が立て続けに見せ場を作る。同23分、久保が左CKの場面で正確無比なボールを供給すると、板倉が打点の高いヘディング弾を叩き込んで追加点。さらに、後半28分にも再び久保の左CKから板倉がヘディングを突き刺し、ダメ押しの3点目を奪った。

　25日に日本のA代表と戦い、0-3で敗れた韓国の大手紙「朝鮮日報」は、「U-24の舞台は狭い…日本の久保はアルゼンチン相手に75分間で2アシスト」と見出しを打ち、「“日本の希望”久保建英が大活躍を披露した」とその活躍を伝えていた。