「本田はとてもいい試合をしていたが…」 ミラン監督、攻撃面の貢献に不満か

新体制後、ミランの失点は本田出場時に…

 攻撃陣の一角としてトップ下のスタメンに送り込んだ本田よりも、攻撃的な選手が必要だったと話した。本田のプレーは悪くなかったと言いつつ、2点差を追いつくためには攻撃面で不十分だったとも受け取れるコメントを残している。本田自身は今季のリーグ戦でわずかに1ゴールと結果を残せておらず、指揮官は4ゴールのFWアドリアーノに期待を懸ける交代策に出た。

 そして、ブロッキ監督は「監督は論理的に、戦術的に何かを変えなければ、選択しなければならない。この選択は良かったと思う」と、交代策による成果が出たと自画自賛した。攻撃の機能性はともかく、その後の約25分間でミランは2点を奪って引き分けに持ち込むという結果を残した。同時に、ブロッキ監督就任後のミランの失点は、全て本田が出場している時間帯に起こるという悪いデータも続いてしまった。

 イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの負傷により、2戦連続トップ下でスタメン出場のチャンスを得た本田だが、最下位ベローナに敗戦、そして19位フロジノーネに引き分けとチームの結果はついてこなかった。終盤戦に向けて自身の存在感をアピールしたい2試合だったが、なんとも厳しい結果になっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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