「本田はとてもいい試合をしていたが…」 ミラン監督、攻撃面の貢献に不満か

ブロッキ監督が会見で言及 「スピードがある選手が必要だった」

 ACミランのクリスティアン・ブロッキ監督が、3-3で引き分けた1日のフロジノーネ戦の後半19分、日本代表FW本田圭佑を交代させた選択について記者会見で言及している。「攻撃的な選手が必要だった」と、トップ下で先発した本田の攻撃面での貢献に不満足であったことを示唆している。

 ミランは開始2分で先制点を許すと、前半終了間際にも追加点を奪われて0-2で前半を終えた。本田は前半29分にジャンピングボレーでゴールを狙えば、GKのファインセーブに遭った左足ミドルシュートも放っていた。そして、後半5分には右サイドバックのイニャツィオ・アバーテに絶妙なスルーパスを通し、そこからFWカルロス・バッカの追撃弾が生まれている。

「交代の時までは、本田はとてもいいプレーをした。アバーテに素晴らしいボールを出して、バッカのゴールが生まれた」

 イタリア人指揮官は、そのプレーに一定の評価を与えた。しかし、追加点を奪われて1-3となった後に本田をベンチに下げ、FWルイス・アドリアーノを投入した。この判断について、ブロッキ監督はこのように説明している。

「あの時、ゲームをもう一度開いた状態にしなければいけなかったからだ。より攻撃的な選手を投入する必要があった。結果を挽回しなければならなかった。本田はそれまでは、とてもいい試合をしていたと私は思う。しかし、選択をしなければならなかった。本田を交代させたのは、本田が良くなかったからではない。前に攻撃的な選手が必要だったから。深く攻め込むFW、スピードがある選手が必要だった、だからこの選択をした」

 

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