吉田麻也、22歳の“相棒”冨安が見せる“冷静さ”を絶賛 「落ち着いて対応」

日本代表のセンターバックでコンビを組むDF吉田麻也とDF冨安健洋【写真:Getty Images】
日本代表のセンターバックでコンビを組むDF吉田麻也とDF冨安健洋【写真:Getty Images】

日本代表はW杯2次予選モンゴル戦に臨む

 森保一監督率いる日本代表は30日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦に臨む。28日にオンラインで取材対応したDF吉田麻也(サンプドリア)は、“相棒”DF冨安健洋についてその落ち着きぶりについて評価した。

 25日に行われた国際親善試合・韓国戦(3-0)でもコンビを組んだ吉田と冨安。安定感は抜群で、日本代表の鉄壁センターバック(CB)として指揮官からも厚い信頼を寄せられている。東京五輪世代の22歳ながら絶対的な存在へと成長した冨安について、主将の吉田は絶賛した。

「非常に精神的に成熟しているし落ち着いている。ラフプレーにも落ち着いて対応できるし、メンタル的なブレがない。技術、フィジカル的に恵まれているけど、メンタルが一番だと思う。若い選手なら浮き沈みや波もあると思う。僕もそうだった。そこで監督が我慢してくれるかが鍵だけど、その心配が横でやっていてないと思う」

 冨安の冷静さが光ったのは韓国戦の後半23分。韓国が日本陣内に攻め込んだ際、MFイ・ドンジュン(蔚山現代)の振り上げた手が冨安の顔面に当たり、冨安は口を抑えながら転倒した。流血が確認されたため、一時的にピッチを離れることになったが、大事には至らず、数分後にピッチへと戻り、最後まで韓国相手に戦い続けた。

 2人とも“守備の国”イタリアでプレー。日の丸を背負う際にはまた特別な思いを抱いているという。

「僕も冨安も自チームでやっている以上のことを代表で求めていると思う。そこでのハングリーさは非常にあると思う。チームが中堅クラブで、波の激しいチームにいるので、代表でより理想の高いところでプレーできていると思う。冨安もそうだと思うし、僕ももっと成長したいと思っている。それが全体的なCBの底上げになると思う」

 19年のアジアカップで冨安がボランチで出場することがあったものの、ここまで14試合でともに出場。カタールW杯の切符を掴むため、モンゴル戦でも強固な守備を見せてくれることだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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