本田不発でミラン赤っ恥! 19位相手にドローで7位転落 3年連続欧州カップ戦出場権喪失危機

前節の20位ベローナ戦負けに続く、フロジノーネ戦で体たらく

 ACミランは1日の本拠地フロジノーネ戦で3-3の痛恨ドローとなった。前節は20位のベローナに敗れ、今節は19位のフロジノーネに敗戦間際に追い込まれる体たらくにサンシーロは大ブーイングに包まれた。7位だったサッスオーロがベローナに1−0で勝利したために6位から陥落。このままではイタリア杯決勝で王者ユベントスに勝てなければ、3年連続で欧州のカップ戦出場権を失う危機的状況に直面した。

 トップ下で2試合連続スタメン出場となった日本代表MF本田圭佑は追撃弾の起点ともなったが自身の得点はならず。2点ビハインドの後半19分に交代で退いた。交代後にチームが同点に追いつく事態となった。

 クリスティアン・ブロッキ新監督の就任したミランはあまりに脆弱だった。前半2分、ミランは右サイドから相手FWルカ・パガニーニのカットインを許すと、GKジャンルイジ・ドンナルンマも反応できない強烈なシュートを叩き込まれた。試合開始から1分足らずでリードを許した。

 そして、前半終了間際にリードを広げられてしまう。同44分、相手DFオリバー・クラグルに約35メートルのフリーキックを直接決められて0-2とされた。「働け」などとスタンドから大ブーイングが響き渡る中でハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると、ミランが攻勢に出た。同3分、DFマッティア・デシリオのミドルシュートがペナルティーエリア内で相手DFのハンドを誘発し、PKを得た。しかし、FWマリオ・バロテッリは中途半端なコースへのキックで相手GKのセーブを許してしまった。

 それでも同5分、ミランは本田が良好なコンビネーションを見せるDFイニャツィオ・アバーテへ絶妙なスルーパスを通すと、アバーテの折り返しを相手GKがこぼしたところをFWカルロス・バッカが押し込んで1-2と反撃の狼煙を上げた。

 しかし、ここで追い上げムードに水を差すミスが出てしまう。同9分、センターサークル付近でDFアレックスが浮き球の処理を誤ると相手FWフェデリコ・ディオニージに独走を許してGKとの1対1を決められ、1-3とリードを広げられた。クリスティアン・ブロッキ監督は交代策を決断。同19分に本田を下げてFWルイス・アドリアーノを投入した。

 

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