ドイツ代表監督、来季レアル指揮へ興味? 「不穏な事実が発覚」と仏メディア報道
EURO後に代表監督退任のレーブ氏、次なる挑戦はビッグクラブの指揮か
レアル・マドリードとの契約が2022年6月まで残っているジネディーヌ・ジダン監督だが、契約満了を待たずにこの夏にもクラブを離れる可能性が指摘されている。すでに複数の有名監督が後任候補として名前を挙げられているが、欧州各国で新たな名前が浮上している。フランスメディア「Le10Sport」が報じた。
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2016年1月にレアルの監督に就任したジダン監督は、第1次政権でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇という前人未到の偉業を成し遂げるなど、計9つのタイトルをクラブにもたらし、現役時代に続いて監督としても称賛された。しかし、2018-19シーズン途中に電撃復帰してからは、昨シーズンにリーガ・エスパニョーラ優勝を成し遂げたものの、批判も浴びている。
今シーズンは、1月に行われた国王杯3回戦で3部のアルコヤーノに延長戦の末に1-2で敗れ、その去就が取りざたされた。現在、レアルは最悪の状況を抜け出し、リーガ・エスパニョーラでは、首位のアトレティコ・マドリードと勝ち点「6」差、2位のバルセロナと勝ち点「2」差の3位となり、グループステージでの敗退危機となったCLでも、準々決勝進出を決めている。
それでもジダン監督の周囲には緊張感が漂う。現在、フリーになっているイタリア人のマッシミリアーノ・アッレグリ監督、レアル・マドリードのBチームを率いている元スペイン代表FWラウール・ゴンサレス監督が、今シーズン終了後のレアルの新監督候補に挙げられてきた。こうした名前に加え、新たに浮上してきたのがドイツ代表を率いているヨアヒム・レーブ監督だ。「Le10Sport」は「ジダンの後継者について、新たな不穏な事実が発覚!」と見出しを打ち、詳細を報じている。
記事によると、今夏に開催予定の欧州選手権(EURO)後の退任が発表されたレーブ監督について、ドイツ紙「ビルト」上ではレーブ監督自身が同紙の記者に対し、レアル監督への就任希望を繰り返し伝えていると報じられ、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」では「ドイツ代表監督を離れる数カ月前になって、スペイン語の集中講座を受講し始めている」と指摘されているという。
ドイツ代表を率いて2014年のブラジル・ワールドカップで優勝に導いたレーブ監督。CL常連レベルのビッグクラブを率いた経験はないが、白い巨人の指揮を執る姿が見られるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)