「こんなにうまくいくか」 浅野拓磨、日韓戦の“成功体験”を回想「諦めずに戦えた」

約5年前のU-23日本代表時代のFW浅野拓磨【写真:Getty Images】
約5年前のU-23日本代表時代のFW浅野拓磨【写真:Getty Images】

5年前のU-23アジア選手権で逆転勝利に貢献、激闘からの学びを告白

 日本代表は25日に国際親善試合の韓国戦を行う。FW浅野拓磨(パルチザン)は約5年前のU-23日本代表時代、アジア王者をかけた決勝戦での韓国戦における逆転勝利から多くのことを学んだと話した。

 浅野は現在、セルビアのパルチザンでプレーして2シーズン目になる。日本では2016年末までサンフレッチェ広島でプレーしていたが、その年の1月に行われたリオデジャネイロ五輪アジア予選を兼ねたU-23アジア選手権では、U-23日本代表の一員としてプレーしていた。

 準決勝で本戦への出場権を獲得し、韓国とプライドをかけた決勝戦は0-2とリードを許す展開だった。後半15分に途中出場した浅野は6分後に1点を返すゴールを決めると、さらにMF矢島慎也(現ガンバ大阪)が同点ゴール。そして後半36分に浅野が決勝点を奪い3-2の逆転勝利を飾った。

 浅野は「アンダー世代で韓国も良いチームだったけど、僕らも全員が良い準備をして、2点取られて追いかける展開でも諦めずに戦えた」と、当時を回想。その上で、チームが一体感を持つことの大事さを学んだゲームになったと話している。

「1つの目標を全員が持って戦えたことで逆転できた。1つのチームになることで普段は発揮できない力や、『こんなにうまくいくか』ってほどうまくいくこともあると感じられた。みんなが一緒に戦うことは変わらないと思うので、それができるための準備を全力でやること。パッと集まってやるのは難しいけど、1つのチームになることを意識すればどういう相手でも勝利を掴む力はあると思う」

 浅野自身は「僕自身、相手が韓国だからという特別な気持ちはそこまでないけど、周りからはそう見られるだろうし、感じるものもあると思う」と、韓国を特別視する考えはないと話すが、周囲に与える影響力の大きさは理解している。大きな成功体験となった韓国戦のように、チームが一丸になる姿が今回の日本代表にも期待される。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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