バイエルンのミュラーがCL準決勝初戦のベンチスタートに不満爆発 「私を幸せにしない」
元監督もペップが犯した采配ミスを指摘
バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、27日の敵地ビセンテ・カルデロンでのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝アトレチコ・マドリード戦の初戦でベンチスタートとなったことに不満を爆発させている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ミュラーは、0-1で敗れた一戦でベンチスタートなった。後半25分にスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラと交代でピッチに飛び出したが、今季ブンデスリーガ19ゴールで得点ランク3位につけるエースに与えられた出番はあまりに短かった。
ペップ・グアルディ オラ監督のミュラー外しは奏功せず、堅守速攻を武器とするアトレチコにアドバンテージを与える最悪の展開となった。
ミュラーはスタメン落ちに関して悔しさを爆発させている。「個人的に何とか乗り越えようとしている。でも、これは私を幸せにするものではない。だが、チームにとって何が重要か理解するかは大事だ」と語っている。
ミュラーはバイエルンとドイツ代表の象徴的な存在だ。代表とクラブを合わせて今季公式戦50試合で35得点をたたき出している。バイエルンの元監督、オットマール・ヒッツフェルト氏は「バイエルンにとってのミュラーは、バルセロナにとってのメッシだ。すべての大事な試合で彼らを替えることはほとんど不可能なことだ」と分析。ペップ監督の選択ミスと 指摘していた。
アリアンツ・アレナで迎える次節、ミュラーは鬱憤を晴らす活躍ができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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