右足ボレー弾の鎌田大地、“緊急”右WB起用に監督反省 「上手くいかなかった」
負傷者続出で右WBの起用となった鎌田大地 指揮官は猛省「私のせい」
ブンデスリーガ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地が現地時間14日、リーグ第25節ライプツィヒ戦(1-1)で今季4点目をマークした。アディ・ヒュッター監督は鎌田を右ウイングバック(WB)で先発起用。慣れないポジションでも1点を追う後半16分に貴重な同点弾を挙げた。
ブンデス2位の強豪との一戦で鎌田が魅せた。後半1分に先制点を許すものの、同16分だった。味方のスルーパスに反応したポルトガル代表FWアンドレ・シウバがペナルティーエリア内で折り返すと、フリーの鎌田が右足ボレーで合わせてゴール。鎌田の今季4点目で1-1のドローに持ち込み、強豪ライプツィヒの連勝を6で止めた。
この日、鎌田はシステム3-6-1の右WBとして出場。ドイツ誌「キッカー」は「ヒュッターは鎌田をミス起用したと認めた」と見出しを打って、「ゴールスコアラーの鎌田大地がフランクフルトのシステムで珍しい役割を果たした」と報じている。
「アドルフ・ヒュッター自身は彼のアイデアを好まなかった。ライプツィヒとのトップゲームではエリック・ドゥルムとアルマミ・トゥーレが負傷で起用できなかったため、鎌田が右WBに配置された。鎌田は『守備』を主な役割としたものの、ヒュッター監督は『上手くいかなかった。これは間違いなく私のせいで、鎌田のせいではない』と試合後に認めた」
慣れないポジションながら、ゴールという結果で存在感を示した鎌田。後半36分に相手との接触で負傷交代を強いられ、同誌によると「診断は保留中」だとされている。
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