名将ペップの悔恨「球際で一度も勝てなかった」 鉄壁アトレチコ相手の“出遅れ”に嘆き節

CL準決勝第1戦、バイエルンは敵地で0-1完封負け

 バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督は27日の欧州チャンピオンズリーグ準決勝アトレチコ・マドリードとの敵地初戦で0-1敗戦後、チームのスロースターターぶりを悔やんだ。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 熱狂の敵地ビセンテ・カルデロンでドイツ王者は開始直後に悪夢を見た。11分、右サイドでボールを受けたアトレチコMFサウールが軽やかなダブルタッチで相手マーカー2人をかわすと、カバーに来たDFアラバの逆を取って左足でシュートを放つ。これが守護神ノイアーの牙城を破り、ホームチームに1-0で先制を許した。

「彼らのゴールは素晴らしいものだったが、我々のミスだ。警戒が薄すぎた。我々のプレーには納得がいかない。全体的にはいい試合だったが、出だしが悪かった。ゴールは我々のスロースタートに起因するものだ。球際で一度も勝てなかった」

 スペインの知将は苦々しい表情で先制点を振り返った。先制点を献上後、目を覚ましたバイエルンは波状攻撃を仕掛けた。ペップ監督も呼応するようにMFリベリー、FWミュラーと攻撃の切り札を次々と切った。敵将のディエゴ・シメオネ監督がオーバーヒートし、胸ポケットのスマートファンを落とすほど追いつめた。だが、アトレチコの鉄壁のディフェンスは崩れなかった。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング