ロナウジーニョ、伝説の“ノーステップ弾”に再脚光 「忘れることは決してない」
シリーズの勝敗を決めたテリーは「決勝点を決めたのは誰だっけ?」とコメント
元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏は現役時代、数々のゴラッソを決めた。そのなかの一つに、バルセロナに所属していた2005年3月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のチェルシーとの第2戦でマークした圧巻のミドル弾が挙げられる。英メディア「スポーツ・バイブル」も「忘れることは決してない」と改めてスポットライトを当てている。
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ロナウジーニョがバルセロナ移籍2年目の2004-05シーズン、CLラウンド16でチェルシーと対戦。本拠地での第1戦を2-1と勝利して敵地に乗り込んだバルサだったが、試合開始から19分で3点を失い、2戦合計スコアでも逆転を許してしまう。そこで違いを見せたのが、ロナウジーニョだった。
PKで1点を返して迎えた前半38分、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタからペナルティーアークでパスを受けたロナウジーニョは、外、内とキックフェイントを入れ、すかさず右足を一閃。ボールはDFの間をすり抜け、ゴール左隅に突き刺さった。
対峙したチェルシーの元ポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョ、チェコ代表GKペトル・チェフもなす術なく、唖然とした表情を浮かべるしかなかった。最終的に第2戦はバルサが2-4でチェルシーに敗れ、2戦合計スコアでも4-5とベスト8進出は果たせなかったが、ロナウジーニョが見せた美技は観る者に鮮烈なインパクトを与えるものだった。
英メディア「スポーツ・バイブル」公式インスタグラムは、「2005年の今日(3月8日)、ロナウジーニョがチェルシーに対してあのゴールを記録した。あのアウトサイドのテクニックを忘れ去ることは決してない」と投稿。すると、当時チェルシーに在籍していた元イングランド代表DFジョン・テリー氏が「決勝点を決めたのは誰だったっけ?」とコメントし、“俺のことを忘れるな”とばかりにアピールして盛り上がりを見せていた。