ラニエリ監督とトッティの再共演は幻に…

　レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督は、ASローマの英雄フランチェスコ・トッティの来季獲得の可能性を否定した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

　エースFWジェイミー・ヴァーディを出場停止で欠いた24日のスウォンジー戦で、4-0の勝利を挙げた指揮官は、試合後の記者会見でかつてローマで指導した39歳のレジェンド獲得の可能性について質問された。

「トッティはレスターに来るのか？　それは単なる推測だよ。トッティはローマであり、ローマはトッティ。この関係は続くだろうし、ローマにとってはとても助けになると思う」

　2009年9月から2011年2月までローマを率いたラニエリ監督は、10番をつける英雄とは今も友好な関係を築いている。今季途中からローマを率いるルチアーノ・スパレッティ監督との確執がクローズアップされるトッティが来季レスターに加入するとの報道は、大きな注目を集めていた。だが、ここ2試合続けて途中出場から計3ゴールを決める大活躍を見せたことで、ローマサポーターは完全にトッティ派になったとイタリアではレポートされている。

　昨季プレミアの残留争いを演じたレスターの躍進は、フットボール界のおとぎ話として注目を集めている。そのレスターにローマのバンディエラが加わるという夢のコラボ実現はプレミアファンのロマンをかき立てていたが、生え抜きの王子様は「ワンクラブマン」として、そのキャリアを終えるとラニエリ監督は信じて疑わない様子だった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images