清水「31選手の最新市場価格ランク」 低迷脱却へ…総額“8億円超”の補強で戦力刷新

積極補強で充実の最終ライン、新守護神として日本代表GK権田が加わる

 さらに積極的な補強の動きを見せ、陣容が大きく変わったのが昨季リーグワーストの70失点を喫した守備陣だ。

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 最終ラインは昨季29試合4得点のブラジル人DFヴァウド(8890万円)が残留した一方、大分トリニータで主将としてチームを束ねていたDF鈴木義宜(約1億160万円)、C大阪から“ロティーナの申し子”と呼ばれるDF片山瑛一(5080万円)を獲得。鹿島との開幕戦ではこの3人に加えて、MF登録の原が右サイドバックに入り、昨季までの顔ぶれから一新された。ここにコリチーバから獲得し、新型コロナウイルスの影響で合流が遅れているブラジル人DFウィリアム・マテウス(1億160万円)と、昨季20試合1得点のDFエウシーニョがいることを考えれば、選手層は飛躍的に厚みを増したと言えるだろう。

 そして今オフ最大の補強とも言えるのが、最後尾に日本代表GK権田修一(3810万円)を加えたことだ。32歳の経験豊富な守護神が軸となることで、守備の安定感が増すことは確実。各ポジションとも昨季の主力選手が残ったうえで、効果的な補強をしたことでポジション争いは激化している。

 新たに獲得した14選手の市場価格合計は8億454.5万円。ランキングを見る限り、上位7選手のうち5人がブラジル人助っ人となっており、彼らのパフォーマンスが今季の成績を左右するのは間違いない。昨季C大阪を4位に導いたスペインの智将ロティーナ監督の采配を含めて、見どころの多いシーズンになりそうだ。

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