鎌田を「見ているだけで幸せ」 “崇高な才能”に独識者賛辞「あんな選手は滅多に見ない」

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】

フランクフルトの攻撃を牽引する鎌田に熱視線 「CLの選手になるための道を歩んでいる」

 フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間20日のブンデスリーガ第22節バイエルン・ミュンヘン戦(2-1)に先発し、1得点1アシストの活躍で勝利に貢献した。今季リーグ戦で3得点8アシストをマークするなど、好調フランクフルトの攻撃を牽引する働きを見せる鎌田に対し、ドイツ人識者は「見ているだけで幸せになる」と賛辞を送っている。

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 ドイツ王者バイエルン戦でスタメンに名を連ねた鎌田は前半12分、左サイドからペナルティーエリア内に侵入したセルビア代表MFフィリップ・コスティッチの折り返しに合わせ、右足で先制点をマーク。さらに同31分にはドイツ代表MFアミン・ユネスの追加点をアシストし、2-1の勝利に貢献した。

 鎌田は前節のケルン戦(2-0)でも1アシストを記録。その前のホッフェンハイム戦(3-1)では、約50メートルのロングフィードで3点目の起点となるなど目下、11戦無敗のチームととともに右肩上がりで調子を上げている。そんな鎌田の働きぶりを受け、ドイツのスポーツジャーナリスト兼作家であるロナルド・レング氏は母国の週刊誌「Spiegel」に鎌田に関する記事を寄稿。“彼を見ているだけで幸せになる”とのタイトルで、才能に賛辞を送っている。

 2年前から鎌田を追っているというレング氏は、日本人アタッカーのプレーに“一目ぼれ”したことを明かしたうえで「美的な繊細さでボールを受け止め、戦略的な巧妙さでパスを出していたので私は一瞬にして虜になった」と、当時を回想。さらに「彼の動きには信じられないほどの楽しさがあった。まるで体を持たずに、その崇高なボールの感覚とキラキラした精神だけで生きているかのようなプレーをしているようだった。あんな選手は滅多に見たことがないと思った」と、衝撃的なインパクトを覚えたとも綴っている。

 寄稿文の中で、「私はカマディスタです。鎌田研究家だ」と公言するほど“鎌田狂”であるレング氏は、バイエルン戦を含めた直近の活躍ぶりに対し熱視線を送っており、「鎌田は今シーズン、すでにリーグでは8アシストを記録してフランクフルトの快進撃に貢献している。数年前に私が見た才能は(欧州)チャンピオンズリーグ(CL)の選手になるための道を歩んでいる」と指摘。「彼の頭脳が公になっていく姿を見ていると、鎌田研究家としては『2年前に知っていた!』という意味での発見に誇りを感じることはない。彼を見ているだけで幸せな気分になる」と、さらなる飛躍へ期待を寄せていた。

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