途中交代に激怒したバッカが全面謝罪 「このユニホームのために全てをささげる」

頭を冷やしたエース

 ACミランのコロンビア代表FWカルロス・バッカは、21日に行われたカルピ戦での途中交代に激怒し、交代時にジェレミー・メネズと握手もせず、試合終了前にスタジアムを出発したことで批判が集まっていた。だが、バッカは自身のインスタグラムを更新し、全面謝罪した。

 エースストライカーは、ミランに関わる多くの人に謝罪の意を表した。

「数時間後に頭を冷やして振り返ってみた。監督、チームメート、ミランのファンに昨夜私が交代時に示した態度を謝罪する。あれは自分ではない。ピッチで自分がチームの助けになれると思った直後のことだった 。心の底から謝罪したい。チームと同僚、そして、監督を全面的に支持する」

 スコアレスドローに終わった本拠地での一戦に先発出場したバッカは、前半14分に決定機を得ながらも、シュートをクロスバーの上に大きく外していた。最終ラインに人数を掛けたカルピの守備陣に手を焼く展開に、クリスティアン・ブロッキ監督は後半25分にバッカの交代を決断。FWジェレミー・メネズと代わってピッチを後にしたが、憤怒のバッカはメネズに対して途中交代時に通常行われるあいさつや激励もしなかった。

 ベンチに控えていた黄金期を知るベテランの第2GKクリスティアン・アッビアーティとバッカは口論を展開。そして、試合終了を待たずにサンシーロから自家用車で去ってしまった。

 記者会見 でブロッキ監督も「2度とあってはならない」と激怒していたが、エースも自らの失態を猛省。「このユニホームのために全てをささげる」と更生を誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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