C・ロナウド自身が“史上最高”に認定? 伝説の「40m無回転弾」に英メディア再注目
FIFAプスカシュ賞も受賞、2008-09シーズンのCLポルト戦で決めたスーパーゴール
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、これまでキャリアの中で多くのスーパーゴールを決めており、FIFAが選ぶ年間ベストゴール「FIFAプスカシュ賞」も一度受賞している。英メディア「スポーツ・バイブル」は、その一撃のあまりの素晴らしさに、ロナウド自身もこのゴールシーンをDVDに残したと紹介している。
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スーパーゴールが生まれたのは、2009年4月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦、ポルト対マンチェスター・ユナイテッド戦。ユナイテッドに所属していたロナウドは開始6分、敵陣中央でボールを受けると、相手のチェックが緩いなかでシュートコースを見つけ、2タッチしてから右足を一閃。ゴールまで約40メートルの距離があったものの、右足から放たれた無回転の弾丸シュートは横っ飛びした相手GKの手をかすめるようにして、ゴール左隅に突き刺さった。
このゴールは、かつてのチームメートである元ウェールズ代表MFライアン・ギグス氏を含め、多くの人々からの称賛を受けた。ギグス氏は過去に、英衛星放送「スカイ・スポーツ」の「Super 6」で、「あれは本当に信じられないほど素晴らしいゴールだった」とコメント。恩師であるアレックス・ファーガソン元監督も「センセーショナル」なゴールと表現し、「同じようなゴールを見るためにはずっと昔を振り返らなければならない」と、舌を巻くほどのスーパーゴールだった。
同記事によると、2018年4月のCL準々決勝、ユベントスとの第1戦で鮮やかなオーバーヘッド弾を決めるまでは、ロナウド自身もポルト戦でのロングシュートをキャリア最高のゴールと述べており、「繰り返し見返せるよう、このゴールシーンをDVDにコピーして保管していた」という。
これまで数え切れないほどのゴールを記録してきたロナウドでさえも、「プスカシュ賞」に輝いたのはこの1回のみ。自身にとっても一生忘れることのないゴラッソとなったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)